今日は重大な告白をしよう!
実は、チキン南蛮が苦手だった。
がっつり食べたい日があって、どこかでチキン南蛮定食を食べた。何年も前の話です。
チキン南蛮というのは鶏のピカタに甘酢が絡んで、その上にタルタルソースがたっぷり掛かっているというのが私のイメージです。
人気があるというので気になっていたのです。がっつり食べたいと思うのが珍しく、そしてそういう時に限って選択を間違えるのが私です。(汗)
南蛮タレも微妙で、タルタルソースがさらに微妙で・・・半分くらいしか食べることができませんでした。
でも、巷ではチキン南蛮の高評価が続いており、再び気になっていたのです。
お店で出すのは業務用のタレだったりするわけですから微妙なのは仕方ないと諦めて、記憶を上書きすることにしました。
美味しいチキン南蛮に挑戦してみようじゃないのっ!と息巻いたのは内緒です。
チキン南蛮の由来は?
チキン南蛮は鶏南蛮とも呼ばれ、この二つは同じものです。
*注)蕎麦屋の鶏南蛮(かしわ南蛮)とは別物です。
発祥は宮崎県延岡市内にあった洋食屋『ロンドン』で、賄いで食べていた衣をつけて揚げた鶏肉を甘酢にさっと浸けた料理があった。後にロンドンの従業員が『直ちゃん』という大衆食堂で提供した。(昭和30年代)これはタルタルソースがついていない。
もう一人、やはりロンドンの元従業員が「おぐら」の2号店でタルタルソースをつけて販売を始めた。(昭和40年)
この2店舗が元祖というわけである。
元々は鶏胸肉を使った料理でしたが、今では腿肉が定番になっています。
高知県ではタルタルソースではなく、オーロラソースを添えるようです。オーロラソースも美味しそう〜!
南蛮とは?
もう一つ気になるのが、「南蛮」という言葉です。お醤油と酢を合わせただけなのになぜ南蛮というのでしょうか?
南蛮とは16世紀に東南アジアを経由してやってきた主にポルトガル人とそのの文化のことを南蛮と呼んだのです。東南アジアからの南蛮がもたらしたものの中に唐辛子がありました。
南蛮酢と呼ばれるのは、醤油と酢の他にネギと唐辛子が入ったからです。
作り方をググってみると、鶏肉に粉と卵をつけて揚げ、南蛮酢に浸けてから皿に盛りタルタルソースを添えたものとなっております。
では、早速レシピを紹介します。
【Recipe】フライパンで作るチキン南蛮
材料
鶏もも肉...1枚 一口大に切り、塩・胡椒をする
小麦粉,,,大さじ2
卵...1個
【南蛮酢の材料】
砂糖...大さじ1
醤油...大さじ2
みりん...大さじ2
酢...大さじ2
鷹の爪...1/2本
ネギ...10cm
【タルタルソースの材料】
ゆで卵...2個
玉ねぎ...大さじ1 刻んでたっぷりの塩水に放つ
胡瓜のピクルス...大さじ1 刻んだもの
マヨーネズ...大さじ3
手順
まずは、タルタルソースから作ります。
1)ゆで卵2個を小さく刻んで、水に浸けておいた玉ねぎのみじん切りをぺーパータオルで水分を絞って加えます。刻んだ胡瓜のピクルスとマヨネーズを加えてよく混ぜます。これでタルタルソースは完成です。実に簡単!
2)鶏肉に小麦粉をかけてよく混ぜ、溶き卵にくぐらせて大さじ2の油を入れて熱したフライパンに並べて両面よく焼きます。焼けたらお皿にとります。
3)フライパンをさっと洗って、中火で温めたら南蛮酢の材料を全部入れて一煮立ちさせてから鶏肉をフライパンに戻し、タレをよく絡めます。
4)器に鶏を盛り付けたらたっぷりタルタルソースを添えます。
チキン南蛮は美味しい!
鶏肉につける卵は1/2個で充分なのですが、捨てるのが嫌なので1個分たっぷりつけてしまいました。
普通は油で揚げるらしいですが、私はフライパンで焼き付ける方法で作ります。
鶏肉はもも肉が合うと思います。ちなみに国産地鶏です。南蛮酢の調味量は事前に計量して準備しておきました。
熱々のチキンピカタに冷たいタルタルソース。濃い南蛮酢に優しい卵のソースです。
鶏肉と卵・・・合わないわけがありません!
美味しかったです、チキン南蛮!