最終日のランチは鉄板焼きコーナーの予約が取れたというので、ザ・リッツカールトン京都地下1階『水暉』(みずぎ)に再び行きました。
この鉄板コーナーは大きな鉄板を配したオープンキッチンとダイニングテーブル1つだけの個室になっており1組限定で予約をとっています。水暉には何度か来ているので案内係も顔を覚えてくれたらしくとてもフレンドリーに鉄板コーナーまで案内してくれました。
個室のドアが閉まると今度は専属のメートルと、その日は調理長がつきっきりであれこれと世話をしてくれました。調理長は焼き係りなのですが、とっても気の良いおじさまで心から楽しく食べることができました。
まず前菜は秋のあしらいで和を感じます。
帆立とか木の子が入った葛寄せに雲丹トッピング。
60℃だったか80℃だったか覚えていませんが、低温でじっくりと加熱したローストビーフです。柔らかくて口に中に広がる肉汁がとっても美味しかったです。
生野菜には、明太子ドマヨネーズ、バジルディップ、そして味噌味のディップが添えられています。
食べてる間に料理長が鉄板焼きに取り掛かっています。こんなに間近で焼くと香りだけでご飯3杯イケそうな勢いになってしまいます。
新素材を使った松茸入りコンソメスープ。ゴワっとみえるナイロンに包んで、そのまま鉄板の上で温めます。焼いても変質しない新素材なのだそうです。
熱々のコンソメスープ、純でほっとする味です。
琵琶湖で獲れた鱒(ます)のグリル。鮭よりやや小ぶりで身が柔らかい。ソースは赤満願寺とバルサミコの2色使い。パリっと焼いた皮付きです。
メインのステーキ肉は、宮崎牛のフィレをミディアムでお願いしました。国産牛としては脂肪が少ないほうで、その分味わい深いのだとか。まさしく私向きのお肉です。そういえば、宮崎牛はかわいそうな時期がありましたねとその頃の話題に繋がりました。その後頑張っている宮崎牛、応援したいです。
料理長の合図で注目すると、派手なフランベで一同盛り上がる、盛り上がる!
水暉のご飯が美味しいので、鮭とイクラご飯よりも普通のご飯をお願いして、メインのステーキにとりかかります。ステーキソースは、ニンニク醤油とおろし醤油添え。
見事なミディアム加減です。焼き野菜もほくほくしていい感じでした。
日本ではミディアムで注文すればミディアムに焼きあげてくれますが、アメリカだったらこうはいかないという話で盛り上がりました。私が「ミディアムレアで注文するとミディアムに焼きあがってるのよ」と言えば、「レアといえばまるっきり生だったり」とか「アメリカのレストランではよくお客がこの焼き方じゃないと焼き直しをリクエストする光景が多い」という声があがりました。
ここ水暉は外国からのお客様も多いので、最初の一口食べるとシェフが焼き加減はそれでいいかと確認するのだそうです。
シェフが直接そういうやりとりができるのは個室鉄板の良さですね。
デザートはピエール・エルメのアイスクリーム。抹茶とバニラの定番です。黒ごまアイスもあるのだけど、私は抹茶派ですから!
デザートタイムには若きメートルさんといろいろお話しできました。紅葉の見所を教えてもらったり、アメリカの話でもりあがったり、実に楽しいひとときでした。
鉄板 水暉
Website:http://www.ritzcarlton-kyoto.jp/restaurant/mizuki.html
営業時間:11:30〜14:30、 17:30〜21:30
定休日:無休
予約番号:075-746-5522 (予約受付時間9:00〜18:00)