エアーパークの資料館で自衛隊の活動や浜松基地の業務説明パネルでかなり盛り上がり、FX-2などを間近に見たりでかなり盛り上がっていた私は、隣の格納庫でたくさんの飛行機を目にした途端くらくらと目眩を覚えた。たぶんテンションがMAXになったに違いない。
少し椅子に座って気を落ち着けてよく考えてみると、どうもお腹が空いたようだ。朝はパン1個とたっぷりのオレンジジュースを摂ったので大丈夫なはずだけど、一般より血糖値が下がるのが早い体質なので11:00ともなるとエネルギーがなくなるのかもしれない。
そこで資料館3階にある喫茶・スカイラウンジ『FUJI』に行きました。
何かガツンとしたものを食べたいと思って、大好きなカレーに決めました。
カレーは中辛と決めているので、一択です!『家康くんカレー』です。
券売機で買った食券を奥のカウンターで渡し、セルフのお水を取って空いてる席に座ります。
カレーが運ばれるまでのんびりと店内を見渡しながら待ちました。
おっと、壁に『家康くんカレー』の大きなバナーやポスターがありました。(券を買ってから気がつくのもどうかと思うが・・・)
ん?パワーフード?!
もう一度格納庫で飛行機を見るにはパワーが必要です。良い選択でした。
浜松基地食堂人気の家康くんカレー!
エアーパークのカレーは3種類。
甘口『撃カレー』
中辛『家康くんカレー』
辛口『海軍カレー』
同じカレーで辛さが違うのではなく、それぞれ別企画のカレーでした。
この3つとは別に子供用の甘口カレーがありました。
さて、私が注文した『家康くんカレー』は、箱にゆるキャラ指定の家康くんのイラストが描かれていてなかなかおちゃめなデザインです。
中身は・・・
すっぽん出汁
鰻エキス
うなぎいも
浜納豆
すっぽんと鰻は、めっちゃ元気になりそうです。
『うなぎいも』というのは何でしょうか?初めて聞く芋です。
うなぎいも
遠州地域は数百年前からさつま芋の栽培がおこなわれていて、そのさつま芋の肥料として浜松の鰻の骨や頭を使い育てた芋なのだそうです。
こちらがそのうなぎいもプロジェクトです!
浜納豆
浜納豆も浜松地方の名産です。味噌に似た味がする発酵大豆で、カレーなどの隠し味に使うようです。
届いたカレーは一見普通のカレーです。甘みがあって少しスパイシー。
ジャガイモかと思ったのがうなぎいもというさつま芋です。鰻の蒲焼きは入っていませんでした(笑)
気になったのがご飯です。細長いお米を使っています。
外国のお米でしょうか?でも最近は長粒米でも国産のがあるかもしれません。
すごく上手にふっくらと炊きあがっていて、なかなか美味しいと印象深かったです。
カレーはドリンクと言いますが、よく噛んでよく噛んでと言い聞かせながら食べました。たくさん噛むと甘みが増すし、食後のお散歩も楽ですからね。
食後は資料館3階の見学の後、格納庫に戻って戦闘機に囲まれて満足しました。
気持ちのよいマナーを目撃!
家康くんカレーを食べた喫茶Fujiで、同じようにカレーを食べていたファミリーが居ました。小さい子供2人を連れた若いママです。
食べ終わった若いママは子供が使ったハイチェアーをカウンターに運んで、店員さんに小声で「ありがとう」を伝えてテーブルに戻ってきました。店員さんは「(ハイチェアーは)そのままでよかったですよ」などと応じていました。
ハイチェアーのために乱れていた普通の椅子をテーブルに戻し、テーブルの上の使った食器を少しだけ整えてから待ちきれなくて走り出した子供を追って行きました。
今どきの若いママなのに嫌味のない自然な立ち居振る舞いに、久しぶりに良い光景だなと思いました。
特によいのは、食器の整え方です。子供が使った食器を少しだけ動かして1箇所に集めるように整えただけ。お客さんのマナーとしてはそれで充分なのです。たまに食器を重ねてしまうお客さんが居ますが、あれは見ていてどうかと思います。
天真爛漫な子供たちと素敵なママのシーンに気分良くエネルギーを補充できました。