名古屋城正門横の金シャチ横丁に到着した時間は午後2時少し前。お腹が空いております。
名古屋の友人のオススメは『櫃まぶし』か『味噌煮込み』か『味噌かつ』あるいは『手羽先』か・・・たくさんありますが、手羽先は山ちゃんで食べたことがあるし自作もしたことがある。櫃まぶしも若い頃に何度か食べました。そういえば味噌煮込みは一度だけ山本屋に行ったことがあったはず。
ということでまだ未経験の『矢場とんの味噌かつ』に挑戦してみることにしました。
豚かつに味噌ソースを掛けてあるのを『味噌かつ』っていうんですよね。
お店によってはその味噌ソースの味噌が溶けなくてダマになっているところも少なくないとか。その点、『矢場とん』というお店ならサラっとしたタイプでダマにもなってなくて食べ易いというのです。
名古屋城 金シャチ横丁店
私が行ったのは名古屋城正門エリアにある『金シャチ横丁』義直ゾーンでした。
数組が外で並んでいたのですが、それほど待たなくてよいことと「お一人様だったら早めにご案内できそうです」という店員さんの親切な言葉で、このお店にしようと決めました。
お店の外に設置しているショーケースを見て迷います。ひとつしか食べることができないのだから何を食べるべきか、串かつから発祥したらしいので串かつにすべきか散々迷ったのですが、列に並ぶとすぐに店員さんがメニューを手渡してくれました。
ほんの数分で店内に案内されたのですが、広いっ!かなりの席数があります。72席というからかなり大きなお店です。
そして鉄板とんかつでしょうか?味噌の良い匂いが漂っています。
矢場とんのメニュー
・名物みそかつ
・フライ・コロッケ
・ご飯もの
・サラダ
・おつまみ・単品
・飲み物
・その他
というグループで構成されています。
詳しくはこちら!矢場とんのウエッブサイトでご確認ください。
早く食べたいのでみそかつ丼にしました。実際にはみそかつ定食も丼も同じような時間でできるでしょうけどなんとなく丼のほうが勢いがあって速そうな気がしたもので・・(笑)
今回はキャベツとかいらないので味噌カツだけを食べたかったというのもあります。
ご飯は白米・五穀米・それともうひとつ(忘れました)の3種類から選べました。
丼って普通のご飯=白米だと油断してたら、チョイスできるというのでとっさに「五穀米」と言ってしまいました。食べてしまえばふっくらした五穀米は美味しかったので問題ないのですが、丼というと白米というイメージが強いので注文してしまってから後悔していたのです。
矢場とんのカウンター席
さあ、注文したら大人しく待ちましょう!
これが席に案内された時のカウンターです。すでにぬるい緑茶、おしぼり、お箸のセット済み。
カウンターは和風を強調しているのか畳模様のシートが敷き詰められて、その上にガラスか硬質プラスチックかの透明な板が敷かれているのでお手入れ楽々となっています。
壁には矢場とんのメニュー説明や調味料が掛けられています。
みそかつのいろいろな食べ方のPOPがありました。こういうさりげないサポートは嬉しいです。
みそかつ丼
しばらくすると届きました、みそかつ丼!
お味噌汁や小鉢がついてセット定食になっています。そういえば、メニューのこういう写真を指さしたっけ、私。丼だけでもいいやと思っていたけど、ついてくるならいただきます!
小鉢は大根煮物の隣の白いのは『柚子豆腐』というもので、卓上の(といっても壁にかかっている調味料のなかに並んでいる)塩を掛けて食べてくださいと説明がありました。
そして、店員さんが目の前でみそソースをたっぷりと掛けてくれました。
こういうパフォーマンスに「おぉ〜〜!」っと独り盛り上がるオバサンでありました。
見て下さい、この豪華なみそかつ丼を!
メニューの説明にあったように、ふっくらとしたご飯の上に薄めのシャクシャクした食感のロース豚カツが乗っかって、柔らかくてとても食べやすいカツ丼でした。これ食べたらなんでも自白しちゃいそうです(笑)
いろいろな食べ方POPにもあるように、最初はそのままで、半分は練り辛子をつけて食べました。胡麻はNGですし、唐辛子の辛いのは旅行中避けたいので練り辛子1択でございます。
みそソースの味噌はゆるめで浸透もよく、友人のおすすめ通りに固まったままの味噌がなくて味が均等になっています。ほの甘くてコクがあって、多くの人が矢場とんに訪れる理由がわかります。このなごや味噌に慣れてない私にはちょっと濃い(クドい)印象でありましたが無理なく食べることができました。
みそかつ丼 1200円也ー
感想
食べやすいお味ですし、価格も安い感じがあります。なごやめしを安心して食べることができるので好感度もバッチリです。
ひとつ気になることがあっただけです。それは・・・
カウンター席ですから、お客の背中越しに片手でトレイを置くことになります。お皿がお盆の上で動いてしまうのは仕方がない。ないとわかっていても、この配置では食欲がでないかなぁって思ってしまいました。
私が席に案内された時、お隣の人のところに丼ではなくてキャベツの添えられたみそかつが運ばれたところだったのだけど、はやりなんとなくばらつきのあるお皿揃えだったので、味噌カツ定食はやめて丼にしたのです。
庶民的なお店だからこれがよいのかもしれません。ですが、自分で食べるものはなるべく自分の都合のよいようにとお皿を寄せてセットしてから食べました。キメの配置って自分のなかであるんですよね。
こう書いていて嫌なオバサンだと思いつつ、食欲というのも私にとっては重要なので書いてしまいましょう。お許し下さい。
でもとっても気に入った『矢場とん』です。次回に食べたいものがあります。それは串に刺した串かつ。ロース串かつとヒレ串かつ、どちらも食べてみたいのです。飲めないけど、ビールなどを注文して挑戦してみましょう!
矢場とんウエッブサイト:http://www.yabaton.com/
矢場とん 名古屋城金シャチ横丁店
住所:名古屋市中区三の丸一丁目2-5
営業時間:10:30~17:30
定休日:名古屋城と同じ