空港ラウンジで2回の朝食を終え、ラウンジで飲んだ朝酒・ミモザでちょっとほんのりとした気分で搭乗した私。
今回の旅行はANAをリクエストしたので、希望の日のフライトをGETするためにスターアライアンスグループのUNITED航空と連携しています。
日本国内の移動はANAで、アメリカ国内の移動はUNITED。
そして太平洋戦はANAを第一希望にして空席のある便ということで、行きのNRTーSFOはUNITED帰りはANAとなりました。
年末の、クリスマスとお正月に挟まれたほんの数日間ですから席が確保されただけでも嬉しかったです。
サンフランシスコー成田はビジネスクラスなので機内持ち込みのバッグを自分で頭上に押し上げることもなくCAさんが逞しく収納してくれました。UNITEDのエコノミーとは大違い。まぁ、クラスが違うのだから当たり前なのですが・・・。その時の感動もののやりとりを紹介しましょう。
私からではなくCAさんから声をかけてくれました。
CA:「お荷物は上に収納されますか?」
私:「はい。少し重いので手伝っていただけますか?」
CA:「いえ。私がさせていただきます」
私:「重いので二人で協力しましょう?」
CA:「いえ、大丈夫です。私、力持ちなので」
そして、一人で旅行バッグを頭上の棚に入れてくれました。
細っこくて儚そうな女子なのにすごいです。
2018年エアラインサービス ビジネスクラス部門第6位!
そういえばイギリスの世界の空港サービス調査会社『SKYTRAX』(スカイトラックス)で、2018年ビジネスクラス部門でANAは堂々の第6位を獲得しました。TO10では他に日本関係の会社がなかったので、凄いなぁと素直に感心しました。
電源
そして早速電源をチェック!最近スマホの調子が悪くて、すぐにバッテリーがなくなってしまいます。ラウンジでもどこでも座るときは必ず電源がとれるかどうかチェックする癖がつきました。
機種はボーイング777-300。座席の正面、モニターの下の四角い蓋の中に装備されています。他に座席横にも付いていましたが、フライト中の揺れを想定して目の行き届くこの正面の設備を使いました。
ちなみに左の赤いレバーはトレイのストッパーです。食事用のトレイがここに収納されています。
座席シート
そして777機のとっても気に入ったところが座席とブランケットでした。
ビジネスクラスの座席はフットレストというのでしょうか、足の膝から下を乗せる台が出てくるタイプが多いのですが、ANA777-300ではそのフットレストがないのです。
モニターの下が上下2段の収納スペースになっていて、座席を調節して背もたれをフラットに近づけると同時に座面が前に動きます。座面が前に移動して収納スペースの上段に近づいてそこに足を置くようになっています。
これのほうが離席するときに毛布が挟まらなかったり、フットレストを気遣うことをしなくもてよいから便利なのです。
今はどのビジネスクラスも座席がフラットになって楽に過ごすことができます。ブランケットや上着も用意されているのでとっても寛ぐことができ、飛行が終わってからすごく元気に移動できるので、フラットシート万歳です。
コンフォーター
ベッドマットは使わなかったのですが、ブランケットは有り難く使用しました。ANAではコンフォーターと呼んでいます。
表面がなめらかで柔らかな素材で特別な中綿が入っています。静電気防止素材でできており、薄くて暖かいのが特徴です。
特筆すべきは足元の設計です。広げてみると一方に折り返しが付いていて袋状になっていました。そこに足先を突っ込んで足元だけ『おクルミ(包み)状態』となるのです。ブランケットがずれることもないし、軽くて暖かいしで冷え性の私には居心地よく過ごせるアイテムです。
そんなことを確認しながらようやく落ち着いて座ったところにドリンクが届きました。成田空港まで11時間の旅です。のんびり行きましょう!
いつの間にかオーダーしていたシャンパンを飲んでいると、ちょうどランチの時間になりました。数日ぶりの和食もよいけど、どうせ日本到着直後からお正月料理なので和食続きの予定です。USビーフはしばらく食べることができないので特におすすめというUSプライムフィレステーキを選んでみました。
NH7便 サンフランシスコー成田ビジネスクラス機内食
1食目
シャンパンと【アミュース】
ローストダックと金柑のピンチョイス
ぶどうとゴートチーズのピスタチオボール
ひよこ豆のタルト
【アペタイザー】
スモークサーモンのリエットと生ハム
【スープ】
コーンスープ
スープが届く頃にはパンも配られてセット完了!3種類のパンから2種類をとりました。ヴァージンオリーブオイルと粒塩・黒胡椒添え。確かスープはカップかボールかサイズを選べました。
驚きのコーンスープです。甘みだけではなくずっしりとした濃厚さがちょうどよい。素直に美味しかったというと人気があると言われました。そうでしょうね、誠に美味しい1杯でした。
【メインディッシュ】
USプライムビーフフィレステーキ 和風ジンジャーソース(376kcal)
ジンジャーソースはすでにかかっていました。
私、機内食のステーキを侮っていました。もうかなり前に食べた記憶があって、あまり食べたいと思っていなかったのです。
でも、この焼き具合をみてください。機内食でこの焼き具合は素晴らしい。
大きな塊でしたので全部は無理でしたけど、できる限り食べました。
【デザート】
チョコレートとラズベリーケーキ・抹茶プリン・チーズ・フルーツ
のなかから『フルーツ』をチョイスしました。暖かい紅茶も淹れてもらって、くちくなったお腹をさすりながら至福のひとときです。
お腹いっぱいになってウトウトしながらしばらく映画を観ました。まだまだ先は長いです。
年越しラーメン
日本到着は12月31日、大晦日です。家に帰る頃はカウントダウンの時間でしょう。例年なら家族で蕎麦を啜っていますが、今年は蕎麦の時間には間に合いそうにありません。
メニューを見ると、なんと!一風堂のラーメンがあるではないですかっ!
博多トンコツらーめんがメインの一風堂ですが、それ以外にいろいろなラーメンを発信しています。年越し蕎麦ならぬ年越しラーメンをANAの機内で食べて見ることにしました。
どういう状態で出てくるのかと思ったら、ちゃんとした完成系で席に届きました。
スープはとろみのある味噌で、胡麻がたっぷりと入っています。炒り胡麻を混ぜてあるだけではなく胡麻ペーストも入っているのかな?担々麺の胡麻少なめに味噌が多め?って感じです。
中太麺の茹で加減は、席に届いた直後はバリカタです。茹で加減といってもお湯を注いだだけだと思いますが、生麺タイプの麺とフリーズドライのはずの野菜、キャベツはまだ完全ではなくてかためです。全体をよく混ぜてから食べることをおすすめします。
私の食べるスピードで1/3量ほど食べた頃にちょうど良いアルデンテになりました。キャベツも充分に柔らかくなりました。
注目すべきは添えられたバター!なるほど、この味噌にはバターを投入してもよく合いそうです。途中でバターを加えてみましらビンゴです。美味しい味噌バターラーメンになりました。
作る作業を考えると、フリーズドライなのか冷凍なのかわかりませんが、全体に実によくできたラーメンです。機内なのに沸点も高くて熱々ですし、ラーメンの世界も日々進化しているんだなぁと感心しながら食べました。
4〜5時間ほど前にフェレステーキも食べていますし、こってり目のラーメンですから半量ほど食べたところでお箸を起きましたが、そういえば割り箸を止めてある紺色の紙が、そっと外すとすぐに箸置きとして使えるのでそれも感心してしまいました。
2食目
引き続きウトウトまどろんだり、映画を観たりしていると着陸2時間ほど前になり、2食目朝ごはんの時間になりました。
今度は和食を選びました。
【主菜】鰆(さわら)西京焼き ご飯 お味噌汁 香の物
【小鉢】青梗菜と桜海老のお浸し
ご飯が面白い!シールを剥がすとこの状態↓ 遠足のご飯みたいでした。
最後の最後まで映画を観て、お腹が空く暇がなかった満足のフライトでした。
ビジネスクラスの座席はフラットになり、非常に楽に過ごせます。
飛行機を降りたら元気に移動できるので嬉しいかぎりです。また快適な旅ができるようにしたいものです。
毎回満腹の3泊5日の海外旅行になりました!
いかがでしたか?太平洋を越える西海岸へのフライトは10時間を超えますが退屈することなく快適に過ごせました。ラスベガスでも観光ありグルメ食事ありワインもありで充実した旅でした。
ファーストクラスの様子の写真を入手しましたので次回は豪華な機内食をUPさせていただきますが、写真編集作業やWordPressの勉強をしたいので明日はとりあえず更新を休みます。
週明けにまた再開しますね!お楽しみに!
インフルエンザが流行ってきました。皆さんも気をつけてお過ごしください。