今月のお出かけは大阪になりました。目指すは靱公園なのですが、その前に電車を乗り継いで+慣れない場所で緊張しているのでリフレッシュタイムが必要です。
大阪メトロ四ツ橋線を肥後橋駅で降りて、案内の通りにフェスティバルホールに向かいます。その西館にコンラッドホテルの入り口を見つけました。
ドアを2つほど通ってエレベーターホールに進むと、案内人がすっと近寄ってきます。すかさず、「お茶だけを飲む場所はある?」と尋ねました。
コンラッドホテルの午後は、アフタヌーンティーが有名なのでうっかりするとそちらに案内されるのです。もちろんアフタヌーンティーは大好きなのですが、今宵はディナーを予定しているのでサンドウィッチやスコーンをたっぷり食べるわけにはまいりません。
寒いうえに水分補給ができなかった移動ですから、熱々の紅茶を飲んで一息つきたいと思っているだけなので、「お茶だけ飲んでも大丈夫な場所」が必要なのです。
「40階に行ってください」と誘導されてエレベーターに乗りました。
そういえば、コンラッドってイギリス発祥だったよね?それならやっぱり紅茶だな・・・などとひとりごちしてるうちに40階到着です。
うわっ!天井高っ!とお上りさんよろしく景色を楽しみながらフロントスペースに進むと、白い大きな戦士が両サイドから迎えてくれます。
カメラに収まりきらないほどの立派な立ち姿。
『40スカイバー&ラウンジ』は、この戦士を通り過ぎてフロントスペース正面奥にありました。
ゆったりと配置されたレイアウトで混んでないと思ったのですが、テーブル席は満席でした。カウンター席ならご用意できますというので、長居してもいいならとカウンターに案内してもらいました。
ほどなく案内されたのが、なんの因果かワインやシャンパンクーラーの前でございました。見知ったラベルもちらほらと(笑)
うっとりとシャンパンのフルートグラスを持つ自分を想像してしまいましたが、そこはぐっと我慢です。
ヒルトングループのメンバーとはいえ、実はコンラッドホテルは初訪問。大阪ではリッツカールトンの紅茶を楽しんだことがありましたので、今回はコンラッドでの紅茶を楽しみにしているのです。
昼下がりのシャンパンは次回の楽しみにして、今回は紅茶を念じます。
メニューには「コンラッド大阪ティー」というお茶がありました。尋ねてみるとどうも中国茶ベースにフレーバーを加えたもののようです。
うむ・・・どうしようかな?と思っていると、匂いを試して下さいとカウンターに準備している紅茶葉缶を持ってきてくれました。蓋を開けて匂いを嗅いでから決めて良いらしい。
ベリー系の甘みのあるものでもいいかなと悩んだのですが、結局私が選んだのは『ニューヨーク・ブレックファースト』。どうしてもシンプルなものになってしまいます。
シンプルで混じり気のないお茶というのは非常に癒されます。
最初の一杯はこうやってすでにカップにお茶を淹れてくれていました。
紅茶は温度と色が大事だと思っています。この軽めの色で淹れたのは何か意味があるのかしら?などと考えながら最初の一口をいただきました。
足早にでも静かに移動して接客している若いスタッフの姿を見たり、目の前に並ぶワインやスピリッツのボトルをにやにやしながら見たり、暮れていく景色の色を眺めたりしながらまったりと過ごした午後でした。
紅茶は量も味も過不足なく、充分に満足いたしました。
さぁ、英気を養ったので着替えて夕食に向かいます。
ーーー続くーーー