先日のローストビーフ丼にすっかり魅せられて、お弁当にも丼仕立てにはまってしまった私です。
丼というのはあまり外では食べなかったので新鮮さもありますし、もとより小さな限られた器に詰めるというのが好きなこともあって、何度作ってもお弁当はとても魅力的なものです。
駅弁も好きだし、コンビニのお弁当も好き。もちろん料亭がつくるような豪華弁当もウエルカムです。
普段から自作弁当派なので、デパ地下やスーパーに言っても必ずお弁当コーナーを覗いては参考にさせてもらっています。まぁ、見るだけが多いのですが。
今日はシンプルなお弁当を紹介します。とっても簡単なのでレシピなしです。長年作っていると目分量で適当に調味料を入れて、途中で味見をして補正すれば、ほとんどものはなんとか食べるレベルになりますので問題なしです!
鶏そぼろ弁当
材料
鶏ひき肉...1pac
水...ひき肉がひたひたに被るくらい
みりん・砂糖・醤油
人参・ピーマン...水・みりん・塩・野菜出汁の素(顆粒)
材料はこれだけで簡単にできます。
メインの鶏そぼろは、仕上がりがダマにならないちょっとした工夫をしました。
【コツ】
鍋に、水と調味料を入れ、冷蔵庫から出したばかりの鶏ひき肉を入れます。
お箸などでそれらをよくよくかき混ぜます。よく混ぜてひき肉がほぐれたら加熱を始めます。
時々かき混ぜながら水分がほとんどなくなるまで煮て火を止めます。
熱々も美味しけど、しばらく放置して冷めてからの方が味が沁みて美味しくなります。暖かいのが食べたい場合は再加熱します。
*冷たいひき肉を沸騰した調味料に入れるとダマになってしまうので、まずはほぐしてから加熱することでダマを防ぎます。
彩のためにトッピングした人参とピーマンは、調味液に入れて電子レンジで1分半加熱するだけです。
牛肉弁当
京都駅のデパ地下で売っている有名な牛肉弁当があるのですが、なかなか買いに行けないため自分で作ってみたところ、近いものができたのでそれ以来牛肉弁当はこの味付けになりました。これもレシピなしの簡単料理です。
材料
牛肉...1pac
酒・醤油
人参・スナップエンドウ・三つ葉のおひたし
熱したフライパンにお肉を広げながら入れ、まず酒を少量ふりかけてから醤油を入れてジュワジュワと焼きます。肉の色が変わったら完成です。ほんの数分で出来上がります。
【コツ】
手早く、焼き過ぎないこと
付け合わせの人参とスナップエンドウは、鶏そぼろ弁当と同じように調味液に入れてレンジでチンします。エンドウの色を鮮やかにするために、粗熱が取れるまでそのまま調味液に着けておきます。
三つ葉のおひたしは前日に作ってあったので(お弁当のために残した)、お弁当としては10分程度で完成しました。
お弁当の蓋をするタイミング
家庭のお弁当って、朝作ってお昼食べるというパターンです。つまり作ってから数時間経過してから食べるので、傷まないようにちょっとした気遣いが必要です。
清潔な容器を使うというはもちろんだけど、お弁当の温度がかなり大事になります。
お弁当を詰めた時点ではご飯もおかずも熱々なのですぐに蓋をすると・・・容器内で蒸れてしまいます。水分が多くて傷みやすい。
お弁当は冷ましてから蓋をしましょう!ということになっています。
では、どのくらい冷ますのでしょうか?
完全に冷ますのも良いのですが、蓋をあけて風とおりのよいところに置いておくと想像してください。ご飯の表面が冷たく乾いてパリパリになってしまいます。これでは食べるときに気になるくらいご飯が硬くなって美味しくないんです。
なので私は、ご飯がほんのり暖かいくらいで蓋をしてしまいます。お弁当を手のひらに乗せて、ほんのり暖かく感じるくらいです。
多少の水蒸気があるほうがお昼に蓋をあけたときにしっくりと馴染んでいるような気がします。お米も硬くなってないですし。
お弁当作りは私には簡単なことなのですが、昨日も若い同僚から「いつもお弁当作ってるね」と感心されました。
「朝に作るのってたいへんじゃない?」とかも言われました。
経験が少ないからそう思う、何年も作って入れば慣れるわと思いながらも口には出さず、「夕飯作るときにお弁当用のを少し取って置いたりするので、朝は詰めるだけだよ」と答えました。
若い同僚たちはまだ子供が小さくて、子育てしながら経験を積んでいることでしょう。頑張れ〜!と心の中で声援を送っておきました。