京都の洋食おがたでの夢のようなカツ三昧の後、食べきれなかったトンカツを包んでもらいそれは翌日のお弁当に詰めました。冷めても美味しかったトンカツです。欧風スタイルの薄めのトンカツは、カツレットとかカツレツと呼ぶべきかもしれません。
それに対して名古屋めしである『味噌カツ』のカツは、豚ショルダーロースが基本で厚めのトンカツスタイルのものです。
京都のすぐ後に名古屋に行かなくてはなりませんでした。梅雨に入ったところで雨模様が続きます。電車ではなく車で移動することにしました。それなら荷物も持たなくて良い+雨に濡れなくても良いからです。
久しぶりに名古屋迫も悪くない。そういえば私、ヒルトンインターナショナルのメンバーですよ。検索してみると、駐車場は地下にあるそうなので雨に濡れずにすみそうです。
前回の名古屋を思い出しながら、小雨の降る中を出発しました。それがとんでもないロングドライブになるとは・・・
機嫌よくスタートしたのですが、進むうちに空模様がどんどん変わってきました。
なんか周りが見えない?
雨脚が強まってる→ワイパーを最速にしても→視界がどんどん悪くなります。前を走っている大きなトラックのテールランプだけを頼りにスピードを落として運転しました。
これは・・・霧が出ていますね。
ええっ〜〜〜!稲光が走りました。っと、そのすぐ後で雷が・・・(震)
道路が川のようになっています。そのくらい豪雨です。ハンドルをしっかり握って置かなければ風に流されてしまいそうだし・・・
こ、怖いよ〜〜〜(涙)
気がつけば、目尻に涙が滲んでいました。
神経をガリガリと削られながらヒルトン名古屋の地下駐車場に夜遅く到着した時には、げっそりやつれておりました。
ヨロヨロと震える子鹿のような足取りで部屋に入ってしまうと、もうどこにもお出かけしたくありません。
夕食は、ネット検索でたくさんの口コミを読んだヒルトン名古屋のルームサービスにすることにしました。
大人のサイダーを持参したことでもありますし、のんびりと過ごすことにいたしましょう。
夕食はほんと悩みました。
名古屋めしにするべきなのに、京都でカツ三昧→翌日のお弁当はトンカツ弁当→その夜も食べきれなかったトンカツを数切れ、という3食連続トンカツでしたもの。
きしめんというメニューもありますが、狭い部屋に出汁の匂いが篭るのが嫌で却下です。
やはりネットでたくさん見かけた『味噌カツ』にすべきかと注文してしまいました。
ほどなく届いた『味噌カツ』定食です。噂通り、なぜかパンも付いています。
ヒルトン名古屋の部屋食は何を注文してもパンが付いてくるという噂は本当でした。
同時に頼んでおいたアイスバスケットに、持参のサイダーを入れて冷えるのをしばし待ちました。
さすがヒルトンホテルです。シャンパン冷やすと言うと、フルートグラスも持ってきてくれました。お水は瓶のボトルに入って高級感ありです。
テタンジェというシャンパンですが、甘みが少なくてすっきり淡麗のシャンパンです。抵抗なくグイグイ飲める優れもの!
ゆっくりと味噌カツの写真を撮りながら、シャンパンが冷えるのを待ちました。
山盛りのキャベツが嬉しい、日本スタイルのザ・トンカツです。厚みがあるカツは中まで充分に揚がっており安心して食べることができます。
トンカツ用には味噌ソース、ポン酢、練り芥子の3種類添えられていました。この味噌ソースがなかなか美味しくて、たっぷりつけていただきました。
シャンパンを一口飲んで口を湿らせて、トンカツを一切れ、キャベツをシャキシャキ噛んでまたシャンパンに!
繰り返すうちにすっかり完食してしまいました!
ご飯はつやつやとややと好みの硬めの仕上がりで、お味噌汁は赤出汁でございました。
くちくなったお腹をさすりながら、雨の恐怖を少し忘れた名古屋の夜でした。