名古屋のランチをかなり迷った。でも、やっぱりフレンチ気分だと気が付いて、クラッシックなフレンチだという噂の『Shinji Koga』に予約をしました。
宿から歩いていけるというので、10分少々テクテクと歩いて行きました。雨の合間の、風の強い日でした。Google地図を片手に迷わず到着です。
柔かに迎えられて、半個室に通されました。え?上等なお部屋に私1人・・・よろしいんですか?
ドアは開けたままなのでダイニングの様子もわかりますし、ダイニングからこちらのほうは見え隠れするくらいでしょうからおひとりさまにはありがたいお席です。
歩いてお腹も空いていますから、ランチが待ち遠しい!
車の運転がありますので、ワインを飲むことは許されません。ノンアルコールのワインはないですか?とソムリエに尋ねると、メルローで作ったものがありますとグラスに注いでくれました。
甘いジュースでございました。ちょっと私の希望とは違いますが、色はワイン色ですからよしとしましょう。
アミューズ
鶏肉のシュークリーム仕立て、オレンジ風味。ソースは目の前で注いでくれます。
前菜1
ホタルイカのブリオッシュ、トマトのエスプーマ添え
パン
数種類のパンが入ったバスケットから、好きなだけとりわけてくださいます。
私はナッツの入った小さなパンと、米粉のバゲット風をチョイスしました。
バターは3種類、左からポルチーニ入り、グラックオリーブ入り、そして無縁バターです。驚くほど美味しかったのが、ポルチー二入りバターです。これとバゲットがあればワインが進むと思います。飲めないのが残念至極。
前菜2
北海道産雲丹のラザニアとペシャメルソース
口の中に入れると、滑らかな食べ応えに驚きです。
断面を見てください。何層にもなっています。ただ、雲丹〜〜って感じが薄かったのでちょいと残念な気がしました。
魚料理
桜鱒のヴァプール、玉ねぎとサフランのクーリ添え
鮮やかな赤い花びらも食べることができます。香ばしく焼いたカリフラワーが美味しかったという印象があります。
肉料理
仔牛のクリーム煮
フリカッセというのでしょうか。こういう料理は過去に食べた記憶があります。お店によってというか、シェフによってかなり仕上がりが違うのだと思います。
フロマージュのフライが美味しかったです。
デザート
ビーツの冷静コンソメ
クリームを食べて、次に蓋状の焼いたものを食べて、いよいよビーツのスープです。甘すぎず美味しい仕上がりです。
デザート2
無花果のシガレット
蜂蜜がかかっていてかなり甘みが強いデザートプレートでした。
紅茶をオーダーすると、イギリスから取り寄せているローズティがあるというので注文してみました。
しつこい香りはなく、ほんのりとでもしっかりローズが感じられるフレイバーです。
プチフールもテーマがあるようでしたが、お腹いっぱいの私は聞き逃してしまいました。
スタッフの皆さんにタイミングよく構われながら、たいへん楽しいランチタイムを過ごすことができました。
最後にはシェフ自らお見送りしていただいて、超ご機嫌でお店を後にしました。
歩いて来たからには、歩いて宿まで帰れるはず!
そうは思ったものの、どこで間違ったのか・・・ちょっと道に迷ってしまいました。