7月もあとわずかで終わる。サンセリテに行かなくては・・・
そう、サンセリテは毎月1度は訪れたいお店なのです。
前回は3000円のランチ、メインは松阪豚でした。その時の記録はここに!
今回も3000円のコースを選ぶとメインは松阪豚ということなので、少々迷っていると、シェフが鴨か仔羊に変えましょうか?と提案してくれました。
迷わず羊でお願いしました。そうなんです、フレンチの羊は大好物。
どんなソースで出てくるのか楽しみです。
このランチコースは、前菜・スープ・メイン・デザートの4つのコースになっています。私にはこれでも多いくらいの量です。前回もお腹いっぱいになって、デザートは半分でギブアップ。
デザートを残すとお店の人に悪いかなぁと思うので、今回も頑張って食べることにしましょう。
さあ、気合いをいれてランチに臨みましょ!
前菜
真ダコととり貝 エストラゴンのヴィネグレットソース
野菜の下にトリ貝が潜んでいました。かみごたえのある2種類の貝類。地元で獲れた蛸はいつまでも噛んでいたいような美味しさでした。
野菜は地元の契約農家から届いたものもあり、珍しいのでは、蓮芋などというのもあります。
軽いフレンチドレッシングと緑のダラゴンソースとが合わさって、淡白な貝類の旨味を盛り上げていました。
パン
フランスからのパン粉で作った自家製のテーブルロール。ほのかな甘みがあり、粉の細かさが感じられる優れもの。熱々で食欲が出てしまいました。全部食べたらアカン!と思いつつ、全部食べてしまいました。
スープ
トウモロコシの冷静スープ エスプレッソのジュレ
やっぱりこの時期はどこのお店でもコーンスープが出てきます。食べ比べできるから大歓迎ですけど・・・
さて、このスープ、地元のトウモロコシと北海道のホワイトショコラという名前のついたトウモロコシのマリアージュです。
スープの中に、焼きトウモロコシとエスプレッソのジュレが入っていました。表面からは見えないのですが、中にたくさん入っていて嬉しくなりました。
そして、珈琲ジュレがこんなに合うとは今まで知りませんでした。
主菜
仔羊のロティ 松阪牛筋肉+仔牛+黒オリーブで作ったソースでいただきました。
野菜は金針菜(きんしんさい)という中国野菜が使われています。上に乗っかった那須はカレー粉でアクセントをつけていました。
ニュージーランドからの仔牛を、時間をかけてローストしたものです。プリプリとして少し歯ごたえがあります。焼き具合がちょうど良い!
ソースをたっぷりつけていただきました。このソース、牛スジ特有の甘さとまったり感があり、それが仔羊によく合っていたので驚きました。
前回の松阪豚のソースとは似て異なるものでした。
おひとりさまだったので、マダムが気を利かせて話しに付き合ってくれました。
低温調理の羊料理について2人で盛り上がること!(笑)
柔らかすぎる仔羊は敬遠したく、少し硬さが感じられるくらいの肉質のほうが好みだとお伝えしておきました。きっと覚えて置いてくれることでしょう。
デザート
桃 ルビーグレープフルーツ
桃にヨーグルトを加えてスープ仕立てにしています。それに桃のコンポートと赤いブレープフルーツ、上にグラニテをトッピングしていました。
生クリーム使ってないから嬉しい一品です。
プティフールは辞退して、京都の卯晴ティーをストレートを楽しみました。
遅めのランチでしたので、最後はゆっくりとシェフとお話ができました。今年の桃は甘みが少ないと聞いたと私が言うと、桃は確かに当たり外れがありますねと答えるシェフ。ここでは、桃をコンポートにして甘さを安定させてお出ししていますと説明を受けました。
何が好き?と聞かれたら、フレンチが好きと答えてしまうことでしょう。塩味が突出することがない優しい味、フランス料理をそんな風に感じています。
クラシカルなフレンチは少々お腹に重いですが、サンセリテのように、軽いけどソースや包丁使いにちゃんとフレンチが感じられるものが好きです。
フランス料理店なのにハウスワインに他の国のワインを出すお店とか、新鮮だからと切っただけのものを出すとか・・・。トレンディなものを意識することは大事なので否定はしませんが、フレンチを食べに行ってその手法が使われていないお皿が出てきたら、なんと悲しいことでしょう。
遅めのランチでしたので、最後はゆっくりとシェフとお話ができました。
のんびりと楽しんだ休日の午後です。
キュイジーヌ フランセーズ サンセリテ
住所:住所松阪市下村町字坊山1964−5
営業時間:11:30〜15:00 18:00〜22:30
定休日:水曜日 第1火曜日
ウエッブサイト:http://sincerite-0215.com/