お城を聞くとワクワクするのはなぜだろうか。
特別お城が好きというわけでもなく、お城巡りをしているわけでもない。お城だけでなく、神社仏閣も同じなのだけど・・・。
たぶん建築物に興味があるからだと思います。特に古く大きなものは、人力に頼るしか無い時代によくぞここまで!と感動してしまいます。
いつだったか、たぶん1年と少々くらい前のこと、TVなどで犬山城の外観を観たことがあった。聞けば小さくて地味なお城ということであった。
私が特に興味を覚えたのは、焼けずに残っいる日本で最古のお城だと聞いたから。
長い年月の中で昔のまま現存というのは、それだけで貴重でございます。
一目、近くで見てみたい。
ということで、行って来ました、愛知県は犬山市、国宝犬山城です。
駐車場を探して迷っていると、遠くに犬山城が見えて来ました。
あと少し!待ってろよ、犬山城!
ようやくお城の麓の第一駐車場が見つかってほっとしました。
かなり近づいてきましたよ!
ふむ、みたところ、崖の上だよね。あそこまで歩くのです。
梅雨明け直後の薄曇り。外気温は35℃となっております。でも実際はそれ以上の体感温度です。
さ、張り切って天守閣の最上階まで参りましょう!
元気よく出発して、吹き出る汗を拭きつつ御門に到着しました。
何人もの人が天守閣に向かっています。
そして、お城の石垣を写真に納めます。
かの昔、石を切り出して運搬する。そしてそれを積み上げる。崩れないように積み上げるには一定の規則があるはずです。差配する人、積み上げる人足達。
完成したお城を見上げたときにさぞや自慢に思ったことでしょう。
御門を潜ると、ひらけた中庭になります。
そして際奥に4階建ての天守閣が建っていました。
石段を上ったところ、オレンジ色のテントの下で係員がビニール袋を手渡してくれました。靴を脱いでその中に入れ、お城の中は土足厳禁です。
いきなり階段で始まりました。それが・・・とてお狭くて急な勾配。一段一段の差があって、手すりを持って一歩一歩体を引き上げるようにしながら登ります。
頭上も気をつけないと、梁で頭をぶつけそうです。
これ、着物姿では登れないわ。たとえそれが男子だとしても、昔の人は今より背が低かったはず。足も短かったはず。それでこの階段は・・・登りづらいはず。
途中に全景がわかる模型が設置されていました。
うむ〜、実際のお城より古びて見える。貫禄あるではないですか。
最上階、4階にたどりつけば四角い部屋の周りが全面ラナイ(ベランダ)になっていました。廻縁というらしいです。
その廻縁から見下ろした御門と中庭です。結構広い庭になっていました。桜や楓が植えられていましたので、春は桜、秋は紅葉が楽しめるのかと思います。
犬山の市街地も見えます。
軒下はシンプルな構造ですが、これが最古のお城の歴史を感じさせてくれました。
他の角度では、手摺の向こうに木曽川を臨みます。ここから吹き上げる風の気持ちよかったこと。
ダムかな?地図によるとライン大橋となっているから、パイプか何か通っているのかしら。
天守閣の室内に掲げられた歴代の城主像などをゆっくり見ながら、登った階段を降りました。
この後はひんやり冷たいスイーツどころに直行です!
次回をお楽しみに!
国宝 犬山城
住所:愛知県犬山市大字犬山字北古券
天文6年(1584年)木下城を移築
総面積:698㎡
天守の形状:望楼型
外観:3重 19m:内部4階
駐車場:有料 (第1〜第3)