航空際を堪能した後、空腹を抱えて電車で宇治山田駅を目指します。宇治山田駅は、伊勢神宮・下宮の最寄駅ということもあって利用客が多い駅かと思います。
バスターボのあるほうに外に出て、左前方の信号を渡ります。そして左手に進みます。すぐに緑の樹木が生い繁る公園のような・・・と思ったら、『伊勢豊受稲荷神社』という敷地の広そうな神社でした。すぐに次の信号が見えますから、その交差点を右折したところに喫茶モリの看板が見えました。駅から徒歩数分という場所です。
建物に近くと、このような看板が・・・
矢印のとおり、左を見てから上を見ると・・・階段を登ったところが入り口のようです。すでに2組ほど並んでいました。
気が付いたでしょうか、遠くからでも見えた2階に取り付けられた看板は『喫茶 モリ』、一階階段下の看板は『スパゲティもり』です。
『モリ』なのか、『もり』なのか統一してほしいところです。
さて、そんな些細なことはあまり気にせず、2階入り口から中の様子をそれとなく観察するお腹を空かせた怪しい女。それが私です(笑)
入り口入ってすぐ左手に配膳のためのカウンター、カウンターの向こう側でどんどんスパゲティが作られていました。スタッフ構成は、男性1人であとは女性です。
席に案内したり、お水を運んだり、そしてスパゲティナポリタンが運ばれて行きます。とっても良い匂いが漂っています。おっと、大盛りも運ばれて行きました。
どうしようかな、私も大盛りを注文しようかな〜。
口コミでこのモリのことを知ったので、伊勢方面で育った方々に聞いたところ、みなさんモリスパのことは知っていました。10人中10人が食べたことがあるというとてもメジャーな食べ物です。
聞いた話をまとめると、「育ち盛りの学生が部活のあとで食べるおやつ」的な位置付けでした。ん〜、ハワイで言うならロコモコのようなものかな。
そんなことを考えているうちに席に案内されました。ここは相席をしない方針のようです。私は4人用のテーブルを占有しました。
そして大いに迷った結果、普通サイズを注文しました。注文が決まると、タバスコとフォークが届きました。
少し離れた席の男性客のところに大盛りが届きました。熱々の湯気が出ているナポリタンを前にしてニンマリ笑ったのが見えました。準備したいたカメラで撮影もしています。どうやら私と同類の方ですね。
グループで来ているお客さんなどは、個々に普通サイズのモリスパを注文し、サンドウィッチをシェアーして食べていたようです。ドリンクはバナナジュースが人気だそうで、誰もコーヒーを注文せずに、バナナジュースを飲んでいました。
さらに待つこと数分で、私のところに普通サイズが運ばれて来ました。
喫茶モリのメニューにスパゲティと載っているナポリタン。モリのスパゲティを縮めて『モリスパ』と呼び、伊勢全域とその周辺地域ではモリスパが正式名称になっています(未確認情報ですが・・・)
熱くした鉄板に、卵をベッドにしてナポリタンが乗っかっています。
すでにチーズがかかっており、彩にグリンピースと赤いウインナーも乗っています。このウインナー、わざわざ炒めておりません。熱々のスパゲティに縦半分に切ったウインナーを乗せるだけで、余熱ですごく熱くなっていました。
特筆すべきは卵です。よく見ると、プクプクと卵も音が聞こえるくらい沸騰しています。実際には音はしてないですが、そんな勢いで加熱中というところです。
スパゲティを持ち上げると、卵が自然に絡まってきます。こういう状態のナポリタンは珍しいかもしれません。
ナポリタンと卵の関係を観察しながら食べました。
全部食べてご馳走様!
あとで考えてみると、モリスパはナポリタンと卵の一体感が素晴らしい。これは美味しいです、クセになる味です。
油ぎった唇をペーパーナフキンで抑えながらほっとため息がでてしまいました。
さすが、伊勢市民のソールフードの一つと言われるだけのことはあります。大行列ではなかったですけど、入り口には絶えず数組みが並んでいるランチタイムでした。
喫茶モリ
住所:伊勢市岩渕1-15-10
営業時間:10:00〜20:00
定休日:月曜日