ここ数年、行ってみたかった美術館があります。
信楽の山の中にポツンと一軒の美術館。四季の景色も楽しめるし、なにより建物が興味深い。
ナビを頼りに進んで行くと、道路脇に小さな看板がいくつもあって、この道で間違いないと確認できるのだけど、それでも少し不安になるくらい山の中です。
このようなススキ野原もありました。
急にそれらしき整備された道路に入り、緩やかな上り坂を進むと紅葉が目に飛び込んできました。
表示通りに進むと、ほぼ満車の駐車場に警備員が配置され、誘導してくれました。観光バスも止まっています。奥にはガラス張りの綺麗な待合所がありました。
さて、駐車場から受付やカフェのある建物まで、紅葉を楽しみながら歩いて行きました。
海外からの観光客を乗せたバスが到着したばかりなのでしょう。たくさんのアジアの人たちが、赤く色づいた木を背景に写真を撮っていました。
美しいものは万国共通!楽しそうに写真を撮り合う姿を見ながら、受付館前から電気カートに乗車します。
この美術館は、カフェや受付のある建物と本館が離れており、美術館への入場券は受付館で買うようになっています。
本館までは緩やかな上り坂で、徒歩10分ほど。歩いて行く人が多い中、10人乗りの電気カートが10分置きにピストン運行しています。
本館が見えないので、とりあえず上り坂ということもあって電気カートに乗ることにしました。
乗り場への扉の前にある発券機から一枚、番号札を引き抜きます。それを持って乗り場前にある椅子のところに行きました。
椅子は10脚。ここに座った人が乗れますと言われて、空席を確認すると、すでに外国の方々が座っている中にぽつんと一席空いていて、ここに座りなさいとばかりに身振りで示してくれました。
私が座ると、周りの人たちが笑顔で何か言ってくれました。が、言葉がわからないので私も笑顔を返しただけで終わってしまいました。どうやら同じグループのみなさんらしく、賑やかなこと!
さて、ほどなく電気カートが来たので一斉に乗り込みますが、ここでも先に座った人が私に向かって手招きします。隣に座りなさいということなのでしょう。遠慮なく座らせていただきました。
美術館本館までにあるトンネルを電気カートでゆっくりと進みます。
このトンネルは写真でよく見るのですが、受付館からは見えていないのです。とってもワクワクしながらトンネルを見学しました。
とりあえず写真は撮らずにキョロキョロしながら肉眼でトンネルを堪能しました。
到着した本館入り口です。
本館の入り口に行ってみました。
奥が全面ガラス張りになっていて、立派な松の木が見えています。
この階はこのホールだけなので、美術館はこの階より下に降りていく構造のようです。
多くの人がスマホを構えて写真を撮っています。混雑しているので、美術品鑑賞は次回に持ち越すことにしました。
戻りは徒歩でゆっくりとトンネル見学することに!
これは本館からトンネルを見たところ。ちょうど真ん中に電気カートが出てきています。
人が居ないところを撮るのが難しい。少し待って入り口から撮ってみました。
綺麗なトンネル!それが第一印象でした。
振り返って本館の方角は・・・
苔むした脇道に入ったり、トンネルを出たところから始まる桜の木をチェックして、春はここでお花見だなと心に決めました。
さて、受付館に戻って、お目当のパンを探します。
実際には探さなくても正面に案内がありました。
ネットの口コミで、ここのパンは美味しい〜!といくつも良い評価があるので楽しみにしていました。
カレーパンあったし、ドーナツもあったけれど、私が選んだのがクロワッサンとライ麦のハードパン。
どちらも粉が非常に美味い!
外はパリッと、クラム(中)は冷たくしっとりふんわりの理想的な焼き上がり。世の中に美味しいパンはたくさんあるけど、ミホ美術館のパンはオリジナル性が感じられて好感度が高いものでした。
春は再訪決定です。
とても有意義な小旅行でした。
MIHO MUSEUM(ミホ美術館)
住所:滋賀県甲賀市信楽町田代桃谷300
休館日:美術館のスケジュールによる
現在休館中(2019 12/16 〜2020/3/13)
ウエッブサイト:http://www.miho.or.jp/